2025年4月に東京で開催されるフィギュアスケートの国別対抗戦は、“フィギュア最強国”を決める団体戦として、毎回世界中のスケートファンが注目する一大イベントです。
今回の大会でとくに話題を集めているのが、初出場となるジョージア代表。
そして、そのジョージア代表の女子シングルとしてエントリーしているのが、元ロシア代表のアナスタシア・グバノワ選手です。
この記事では彼女の結婚相手やコーチなどのプロフィールから、彼女が国籍変更した理由やその後の活躍などを紹介します。
アナスタシア・グバノワ選手の結婚相手やコーチを紹介
まずは、「アナスタシア・グバノワって誰?」という方のために、彼女のプロフィールやこれまでの歩みを振り返ってみましょう。
アナスタシア・グバノワ選手のプロフィール
こからは、グバノワ選手のプロフィールを少し詳しく見ていきましょう。
- 名前:アナスタシア・グバノワ(Anastasiia Gubanova)
- 国籍:ジョージア
- 生年月日:2002年12月2日(22歳 2025年4月現在)
- 身長:158cm
- 出身地:ロシア・トゥーラ州
- コーチ:エフゲニー・ルカヴィツィン ほか
- 主な使用曲:映画音楽やバレエ、クラシックアレンジ系などが多く、優雅で情緒的なプログラムが特徴
もともとはロシア代表としてジュニア時代に活躍していたグバノワ選手。
2021年からジョージア代表としてシニア国際大会に出場を開始し、瞬く間にその名を世界に広げました。
私生活では、フィンランドのフィギュアスケート選手であるロマン・ガライ選手と結婚されています。
料理も得意な家庭的な一面を持つガライ選手は、グバノワ選手にとって良きパートナーとのこと。
彼女自身、「家族の幸せは仕事へのモチベーションになります」と語っており、公私ともに充実した日々を送っていることがうかがえます。

競技面だけでなく、私生活においてもポジティブな影響を受けていることがうかがえますね!
ロシアで育ったジュニア時代のスター
アナスタシア・グバノワ選手は、2002年12月13日生まれの22歳(2025年4月現在)。
ロシア・トゥーラ出身で、もともとはロシア代表としてジュニア時代から国際大会で活躍していました。
とくに印象的なのが、2016年のジュニアグランプリシリーズでの活躍。
初戦のエストニア大会でいきなり優勝し、鮮烈なシニアデビューへの布石となったのです。
ジャンプの高さと安定感、スピンの柔軟性、そして表現力をあわせ持つ“オールラウンダー”タイプとして注目を浴びました。
国籍変更の理由は?ロシアからジョージアへ
ここで多くの方が気になるのが、「なぜ彼女はロシアからジョージアへ国籍を変更したのか?」という点ですよね。
これは、ロシア国内の激しい代表争いと出場機会の問題が背景にあります。
ロシアはフィギュア強国として知られており、とくに女子シングルでは世界トップレベルの選手がひしめいています。
そのなかで、実力があっても国際大会に出られないというケースが多く、グバノワ選手もまさにその一人でした。
2018年、より多くの国際舞台に立ちたいという思いから、ジョージアに代表登録を変更。

グルジア(現国名呼称:ジョージア)の連盟が自国代表となることを提案されて、グバノワ選手が同意したことで実現しました。
この決断は当時、驚きをもって迎えられましたが、彼女にとってはキャリアを前に進めるための大きな一歩だったのです。
ジョージア代表としての飛躍と実績
グバノワ選手はジョージア代表として転籍後、すぐに国際大会で頭角を現します。
特に大きな成果となったのが、2023年の欧州選手権での金メダル獲得。
これは、ジョージア女子シングル史上初の快挙であり、彼女自身にとってもキャリア初のビッグタイトルでした。
その他にも、
- 2024年 世界選手権 8位
- グランプリシリーズ表彰台複数回
- ISUチャレンジャーシリーズ優勝経験あり
と、安定してトップ10に食い込む実力を誇ります。
ジョージア代表としての顔として、グバノワ選手の存在は今や欠かせないものとなっています。
フィギュア国別対抗戦2025、グバノワはどう戦う?
そして今回、グバノワ選手が初めて挑むのが、国別対抗戦という“団体戦”の舞台。
この大会は、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目の総合得点で競う、言わば「フィギュアの国別オリンピック」。
ジョージアは、男女シングルでの高いポイント獲得が期待される国で、グバノワ選手の役割は非常に大きいです。
注目ポイントは:
- 安定感のあるジャンプ構成(3回転ルッツやフリップ)
- 欧州女王としての表現力と風格
- 団体戦での「エース」としてのプレッシャーにどう立ち向かうか
特に、ショートプログラムではジャンプミスが命取りになるため、グバノワ選手の“安定感”がジョージアの命運を握ると言っても過言ではありません。
ジョージアはなぜ国別対抗戦に出場できたの?
そもそも、「ジョージアってそんなに強い国だったの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
じつは今回の出場は、長年にわたる選手の積み重ねが評価された結果なんです。
ISU(国際スケート連盟)が発表する“国別ランキング”は、グランプリシリーズや世界選手権での各選手の順位によってポイントが決まります。
2024-2025シーズン、ジョージアは:
- 女子シングル(グバノワ)の安定した上位入り
- 男子シングルの新星チャルカゼの活躍
- カップル競技でも成績を残す
という複数要素が重なり、ついにランキング6位に食い込み、初めて国別対抗戦の出場権を獲得しました。
まとめ:国籍変更を経て輝くグバノワ選手のこれからに注目!
アナスタシア・グバノワ選手は、困難な決断だったであろう国籍変更を経て、キャリアを切り拓いてきたフィギュアスケーターです。
ジョージア代表としての誇りを胸に、2025年の国別対抗戦ではきっと、彼女らしい美しい演技を見せてくれるはず。
そして、団体戦という舞台で新たなプレッシャーに立ち向かう彼女の姿は、多くのスケートファンの心を打つことでしょう。
「国を変えても、自分らしく滑り続ける」
その信念を貫くアナスタシア・グバノワ選手に、どうぞご注目ください!
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